昔の純正部品は残念だった! 買った直後に交換が当たり前だったクルマの社外パーツ8選 (2/2ページ)

マフラー交換によって愛車の性能向上を図った!

5)サスペンション

 足まわりを交換するというのは、今ではチューニング好きレベルの行為だが、その昔は普通のクルマ好きレベルでもけっこう替えたもの。当然、純正の足まわりは今と比べると超絶的にレベルが低かったので、なんとかよくしたいとみんなもがいていたものだ。

6)マフラー

 当時のクルマのエンジンの性能はそこそこで、もちろん高いクルマを買えればいいのかもしれないが、誰しもが買えるわけもなかった。その場合すでに見てきたものもそうだが、今あるものでなんとかするしかなったのだ。そういう意味ではマフラーは性能アップの初めの一歩としては定番で、実際に性能も上がったものだ。

7)ヘッドライトバルブ

 ブレーキが利かないのと同じように、ヘッドライトが暗いという悩みは多かった。今のように樹脂でなく、ガラス製でカットが複雑に入っていたこともあって、透明度も低かったりして、とにかく暗かった。そこで交換するのがハイワッテージで、1990年代にW数は同じでも、実質100Wレベルといったバルブが出てくるまでは、ホントにW数が高いバルブに交換していたものだ。当然、そのままだと配線に負担がかかるので、リレーを入れる必要があった。リレーはキットとして売られていて、バルブを替えずに純正バルブのままリレーを入れても配線でのロスがなく明るくなるので、付けているクルマは多かった。

8)シート

 お尻が痛くならないシートになったのはいつからだろうか。いずれにしても最近のことだろう。スポーツカーでもホールド性はよくなくて、不満は多かった。そこで交換となるのだが、お値段は結構したので、ホイホイと交換できなかったのは他のパートと違うところか。某ドイツブランドは憧れだった。

 以上、主なものを見てきたが、性能が低かったと言ってしまえばそれまで。ただ、チューニングではなく、改善という意味であれこれ手を加えていたのは効果が目に見えたこともあって、今思えば楽しかったし、愛着が湧いたものだ。最近のクルマはつまらなくなったという理由にも関係しているのではないだろうか。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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