高齢者だけでなく初心者にもペダルの踏み間違いは多い
4)後側方検知機能
また、高速道路や幹線道路など複数車線では「車線変更」の機会があります。車線変更時の接触事故というのはベテランドライバーでも起してしまうほどで、それなりに難しいのですが、最近のクルマであれば後側方からの接近車両をミリ波レーダーで把握して、ドライバーに注意喚起する機能が用意されています。この機能を積極的に利用することはミスを減らすのには役立ちます。
そしてワーニングが出るのはドアミラーです。車線変更時にドアミラーで後方を確認するのは基本ですから、そこにワーニングが出るというのは理にかなっています。ミラーの確認は基本中の基本ですから、ワーニングのチェックも兼ねてそうしたクセをつけるように気をつけてみてください。
5)踏み間違い防止装置
最後にヤングドライバーにおすすめしたい機能が「ペダル踏み間違い防止装置」です。アクセルとブレーキのペダル踏み間違えは、ともすれば高齢ドライバーに特有のミスと考えられがちですが、じつは初心者ドライバーがもっとも多く起しているミスだったりします。こうした無意識でのミスは慣れてきたと思った頃に起こしやすいものですが、そのミスを機械がカバーしてくれたときに、あらためて初心に帰ることができれば、いい緊張感を持って運転ができるようになるでしょう。
いずれにしても機械に頼るというのではなく、機械をコーチ役、お目付け役として利用して自分自身のスキルアップにつなげようという意識が重要です。そして最新モデルの電子デバイスを活用すれば、安全に上級ドライバーへと進化することができるのです。