世界的に見れば大きなブランドでも日本市場からは撤退
3)フォード(アメリカ)
現代の自動車産業の原点となったモデルTをはじめ、多くの代表的な車種を抱えるフォード。日本でも1980年代にマツダ車をOEM販売していたり、マスタング、フォーカス、エクスプローラーとなじみの深い車種も少なくない。
日本での販売は1925年に日本フォードが設立され、長らく正規輸入販売が続けられてきたが(中断時期も含む)、2016年をもって日本市場から撤退してしまっている。現在もフォードユーザーのために元正規ディーラーがアフターサービスを行っていたり、独自で並行輸入したフォード車を販売しているのはありがたいところだ。
4)ヒュンダイ(韓国)
1967年創立と歴史は浅いものの、近年ではグループ全体の販売台数では世界トップ5にランクインするほど世界中で評価の高いヒュンダイ。もはや一流メーカーと言っても過言ではない実力を持ち合わせている。
そんなヒュンダイは、2001年に日本市場へ参入。2002年に開催された日韓ワールドカップのメインスポンサーとしても一躍知名度を上げていた。しかし、日本ではまだまだブランドイメージの低さやアフターサービス面での不安もあり、2010年をもって乗用車販売から撤退してしまった。ただし、大型バスのユニバースは日本での正規販売が続けられており、こちらは堅調な販売をキープしている。