給油中のスマホの操作も厳禁!
加えて「特に冬場は、衣服等により人体に帯電しやすい季節となりますので、静電気除去に十分ご留意ください」とわざわざ特記しているほどなので、静電気による引火リスクを甘く見るのは厳禁だ。
給油前に静電気除去パッドに触れると、身体の静電気が通電性素材のパッドを通じてアースされ、除去されるので安心。
ちなみにガソリンスタンドのスタッフは、静電気が溜まりにくい制服=「静電気帯電防止作業服(JIS規格)」を着用し、さらに「放電しやすい靴」を履くほど静電気対策を徹底している。
したがって、セルフのガソリンスタンドでは冬場はもちろんそれ以外の季節でもめんどくさがらずに、必ず静電気除去パッドに触れてから給油すること。
さらに、給油中の携帯電話・スマホの利用もNG。スマホの内部の火花が原因で火災が発生した事例があるからだ。またここ数年、ガソリンスタンド内で、固定給油設備や給油機のノズルにクルマを接触させる事故も増えている。
東京消防庁管内では、平成30年中、ガソリンスタンド内で51件の事故が発生しており、そのうち約半数の25件がドライバーの運転操作ミスが原因だった。
給油機にクルマをぶつければ大規模な火災にもつながる恐れがあるので、ガソリンスタンド内での運転操作にも細心の注意を忘れずに。