メタルトップは開閉時の利便性や静粛性の高さがメリット
3)電動メタルトップ
主に高級オープンカーに採用されており、ダイハツ・コペンにも採用例(コペンが軽自動車というのを考えると凄いことだ)もある。メリットはルーフの開閉に手間と時間がかからないことに加え、ルーフを閉めれば静粛性など鉄のルーフのクルマとほぼ同じ快適性が得られることが挙げられる。
デメリットは手動ソフトトップと対照的に、ルーフの開閉機構にコストと重量がかさむ点、開閉機構がスペースをとるためオープン時だとラゲッジスペースが狭くなる場合が多いことが挙げられる。
4)手動メタルトップ
手動メタルトップは市販車で思い浮かぶのは先代コペンのディタッチャブルトップくらいで、そのほかは初代と2代目のマツダ・ロードスター、ホンダS2000、S660のディーラーオプション品かアフターパーツである。最大のメリットはサーキット走行の際にルーフのあるクルマと認められるため、オープンカーだとサーキットによっては必要になるところがあるロールバーを着ける必要がなくなることだ。
デメリットは手動メタルトップを外して走るなら置き場所が要ること、クルマやそのパーツにもよるが重くサイズが大きい場合が多いため1人では脱着できないケース多々あるなど、脱着に手間と時間がかかるという点が挙げられる。そのため手動メタルトップは「そのクルマのオープンカー以外のところに大きな魅力を感じ、チューニングも施しながら硬派に使いたい」というマニアックな層が選ぶことが多く、オープンにするのは諦めて手動メタルトップを着けたら外すことはほぼないという人もいるくらいだ。