純然たるスポーツモデルに商用車ベースも値崩れしにくい!
2)本格的スポーツモデル
実用的でスペース効率の優れたクルマに人気が集中している国産車のなかで、冬の時代を迎えているのがスポーツカーだろう。いちグレードとしてのスポーツモデルは若干残っているが、純然たるスポーツカーはもはや風前の灯火である。
そのため輸入車のピュアスポーツモデル、例えばロータス・エリーゼやポルシェ911などは、同年式の車両と比べても圧倒的に値落ち率が低いと言える。もちろん購入時の価格は高くなるが、数年間所有して売却するとなると、トータルの出費は一般的な車両と同じかそれより少なくなる可能性もあるほどだ。
3)商用車ベースのピープルムーバー
商用車ベースのピープルムーバーとはなんぞや、というと、いわゆるルノー・カングーのようなものだ。前日もシトロエン・ベルランゴのデビューエディションが一瞬で完売するなど、圧倒的な人気を誇っているジャンルである。
日本車にも日産NV200にワゴンが設定されており、ジャンル的には同じであるものの、人気の違いは言わずもがなだ。限られたスペースを有効活用する点では日本車のほうが優れていると思うのだが、ここまで人気の差があるのは、輸入車という冠が大きくプラスに作用しているのだろう。