スポーティなクルマでもハンドリングは抜群
ヨコハマタイヤのオールシーズンタイヤ「BluEarth-4S AW21(ブルーアース・フォーエス・エーダブリュー・ニーイチ)」で信濃路をドライブする本企画。前回の「藤トモの東京ー長野の弾丸ドライブ旅【前編】 予測不能の路面ゆえに選んだオールシーズンタイヤの実力とは」に続いて、タイヤの性能と長野の旅をリポートしたいと思います。
東京から長野の山間に向かう道のりでは、3月といえども、標高差や陽射しの照らし具合で気温は3℃から14℃と目まぐるしく変化している状態。自然に恵まれた長野県はぶどう栽培を盛んに行うワインの産地でもありますが、おなじワインでも、クルマ好きにとってはワインディング天国! 戸隠までの道のりでも、FIAT 500X Crossのスポーティなキャラクターとあいまって、気持ちのいいハンドリングを満喫させてくれます。BluEarth-4Sは雪道を走れるタイヤでありながら、アスファルトの上でしっかり感のある走りをみせてくれるあたりがいいですね。
楽しみながら走っていると、県道沿いに佇む戸隠のお蕎麦屋さんに到着。石臼で挽いた蕎麦粉をミネラル豊富な地下水を使って作り上げられた蕎麦は、しっかりとした喉ごしがたまらない贅沢な逸品。私が注文したのは「そば三昧」なる、3種類のそばつゆで楽しませてくれる、欲張りな旅路にピッタリのお蕎麦です。
この界隈には、日本有数の霊地として知られる戸隠神社があって、この季節の白銀の参道は立派なクマスギが空を高く仰ぐようにして並ぶ姿で厳かな雰囲気。
さらに県道506号線のバードラインのつづら折りを長野市街に向けて下っていくと、日本最古の仏像「一行三尊阿弥陀如来」が祀られている善光寺が。江戸時代から「遠くとも一度は参れ善光寺」と言われてきたパワースポットだけに、厳かで何か大きな力に包みこまれるような気分にさせてくれます。
すっかり日が暮れたあとは、ライトアップした松本城を訪れてみることに。お堀では白鳥が羽を休める様子も窺えましたが、闇に浮かび上がる白壁の天守閣を静かに眺めていると、日本最古の国宝の城を独り占めしている気分に浸れます。
馬の名産地として知られる長野は、古くから馬肉を食べる文化が受け継がれているということで、夕飯は馬肉三昧で鋭気を養い、まだまだ続くロングドライブに備えます。