正規輸入元が異なるために既存車種のメンテナンスは受けられない
これから輸入車に乗ってみたいと考えるユーザーにとっては選択肢が広がるのは嬉しいところだが、従来のオペルユーザーにとって気になる点がひとつある。それが、新しい体制ではこれら既存車両のメンテナンスを受け入れる予定はないとアナウンスされているという点だ。
すでに正規輸入元が消滅してから久しい既存のオペル車ユーザーにとっては非情とも言えるアナウンスであるが、すでに販売から15年以上が経過したモデルとなるだけに部品の供給状態などを鑑みるとやむを得ない選択と言えるかもしれない。
さらに付け加えるならば、これから導入予定のオペルはプジョーやシトロエンを取り扱うグループPSAが運営することになっており、それ以前の正規輸入元であるヤナセやGM時代の車両を知るメカニックもいないということでやむを得ない判断なのだろう。
そもそも、現在日本でオペル車に乗り続けているユーザーはすでに信頼できる主治医を見つけているだろうから、正規輸入元が旧型のメンテナンスを受け入れる予定がないといったところで困る人はいないというのが事実かもしれない。