カーナビの指示通りに進んでも道を間違えてしまうことがある
初めて行く場所はもちろん、途中の渋滞情報などを考慮して到着予想時刻がわかることや、いくつかのルートのうちどれが効率的かを教えてくれることから、ドライブするときには必ずカーナビゲーションをセットするという人は多いですよね。
でも、カーナビの指示どおりに走っているはずが、いつの間にか違う道に入ってしまったり、曲がりたい交差点を曲がれなかったり、予定どおりに到着しなかったり、という話をよく聞きます。それはなぜでしょう?
じつはカーナビの案内にはいくつかの特徴があり、初めての人や不慣れな人が間違えやすいポイントがあるのです。今回は、カーナビ頼りでもちゃんと目的地にたどりつく、これだけは知っておきたいポイントをご紹介します。
1)車線がいくつもある大きな道を通るとき
まず1つ目は、車線がいくつもあるような大きな道を走るとき。カーナビは最初、何本目の車線を走ればいいのかまでは、指示を出してくれません。
しかし、曲がる予定の交差点が近づいてくると、急に「右側の車線に移動してください」などと指示を出します。そう言われても、混雑していたり長いトレーラーが隣を走っていたりすると、そんなに急には車線変更ができない場合もありますね。それで焦っているうちに、曲がりたい交差点を通過してしまった、なんてことが起こります。
そうならないためには、カーナビ画面の上や端っこに出ている「次にどちらに曲がるか」を表示しているカコミ画面をチェック。
例えば、「5.8km先・→」というように、距離と曲がる方向が矢印で小さく出ているはずです。それをチェックしておくと、あらかじめ右寄りの車線に移動しておくなど準備が余裕を持ってできますね。
2)オーバーパス
2つ目は、国道によくあるオーバーパス。前もって、オーバーパスの上を通過するのか、側道を通過するのかを大画面で表示してくれるカーナビもありますが、そうした表示がないカーナビでは、とても間違えやすいので要注意です。
地図表示を拡大して、どっちに進むのかを確認しておくと、直前になってオーバーパスに進もうとしていたら「側道だった!」なんて焦らずにすみますね。
3)高速道路上と一般道路上の区別
3つ目は、目的地を設定する時の注意点として、高速道路上と一般道路上の区別をしておくこと。たとえば高速道路の高架下にあるお店などを目的地にする場合、ちゃんと確認しないと高速道路を走るような道案内をされてしまうかもしれません。ナビによっては、「高速道路上に目的地を設定しますか?」と質問してくれる機種もありますが、注意したいポイントです。
また、高速道路のサービスエリアやIC出口などを目的地に設定する場合には、それが上り車線なのか、下り車線なのかをしっかり確認することも忘れずに。