メンテが見た目だけで完結するためお手軽さがポイント
バッテリーの形自体は昔から変わらないが、性能や機能自体は日々進化している。そのなかでも大きなものがメンテナンスフリーバッテリー、通称MFバッテリーの普及だ。今でも乗用車や低価格車には採用されているが、従来のタイプは液量の点検と補充。さらに充電量を確認するために、比重計という器具を用いて測定したりしていた。
それが必要なくなったということで、メンテナンスフリーと呼ばれ、実際点検するにしても、見た目だけで完了してしまう。では、どうやってメンテナンスフリー化しているのかというと、本来少しずつ蒸発するバッテリー液が循環するように上部の部分に特殊な弁を付けているのがポイント。
ヤカンでフタを開けていれば中のお湯は減っていくが、フタをすれば裏にしずくとなって付いてポタポタと下に落ちるから減らないのと同じ。ただ、バッテリーの場合は有毒なガスが出るので、それだけうまく抜くようにしてある。