運転が恐くなくなる！クルマに詳しくなくても本当に使えるお助け装備５選

第二の目で前方の死角をチェックしてくれる機能も！

　必要に迫られて運転はしているけれど、本当は苦手なんだよね、という人もいますよね。よく知っている道はいいけど、初めての道だと不安になってしまう人や、自分のクルマ以外だと自信がなくなってしまう人、狭い駐車場に入って行ったら満車だった、なんて不測の事態に遭遇したときにパニックになってしまうという人も、多いと思います。運転に自信があっても、一度ヒヤッとした経験があって、特定の場所での運転に苦手意識が芽生えてしまった人もいることでしょう。

　でも、クルマは日々進化しています。とくに、運転の苦手ポイントをサポートしてくれるような先進技術は、安全運転にも直結するので急速に普及しはじめています。そうした技術が搭載されたクルマを選べば、不安だった場所が思いがけずスムースに、安心して運転できるようになるかもしれません。ただ、運転サポートを謳う装備はたくさんあるので、どれが自分に必要なものなのか、よくわからないですよね。そこで今回は、運転が苦手な人が本当に助かる装備をご紹介したいと思います。

１）日産「プロパイロットパーキング」

　まずは、「苦手！」という人が圧倒的に多い「車庫入れ」を助けてくれる装備から。指１本でボタンを押しているだけで、アクセル・ブレーキ・ハンドル操作はもちろん、最後にサイドブレーキをかけるところまでやってくれるのが、日産リーフのプロパイロットパーキングという機能です。

　これまで、さまざまなクルマにこうした車庫入れを半自動でサポートしてくれる機能が登場していますが、最初に画面を見ながら、駐車したい場所に白線の枠を合わせる操作が面倒だったり、機能作動中のクルマの動きがとても遅いので、時間がかかって後ろのクルマから「ビーッ」とクラクションを鳴らされたりと、あまり実用性が高いと思えるものが少なかったのが正直なところ。

　ですがこのリーフのプロパイロットパーキングは、駐車場の入れたい枠の前に停車するだけで、クルマに搭載されたカメラが自動的に駐車枠を検知して画面に表示してくれるので、指で希望の枠をタッチするだけと簡単。そしてタッチしたら、あとはスタートスイッチを指で押し続けていれば、手も足も何も操作しなくてOKです。クルクルとハンドルが動き、クルマが勝手に前に進んで角度をとり、後進して駐車枠にピタリと入れてくれます。この間、障害物などがなければものの10〜15秒程度。もし、作動中に障害物を検知するとブレーキをかけて停止してくれるので、安全性も高いです。

　もちろん、ドライバーの目での安全確認も必要ですが、車庫入れが苦手な人はどんな角度で入っていけばいいのか、どのくらいのハンドル操作やアクセル操作が適切なのか、そこがわからなくて失敗してしまうことが多いですよね。プロパイロットパーキングなら、そこをしっかりサポートしてくれるので心強いのです。

２）ダイハツ「パノラマモニター」

　次に、見通の悪い交差点やT字路から出る時などに、急に自転車が飛び出てきてヒヤッとした、なんて経験がある人も多いですよね。それが続くとトラウマになって、運転が苦手になってしまう原因に。

　そんなときに助けてくれるのが、ダイハツ・タントのパノラマモニター。これは、先進の画像処理技術を用いて、自車を真上から俯瞰して見たような画像をモニターに映してくれる機能で、車庫入れの際にも助かるものなのですが、タントのパノラマモニターは狭い路地から広い道へ出るときに、歩行者やクルマが左右から来ていないかどうかを確認したり、「ちょっと見えにくいな」と感じるシーンで、第二の目のようにドライバーをサポートしてくれます。これなら、よし大丈夫だと確信してから走り出せるので、苦手意識もなくなるのではないでしょうか。