【自然治癒はない!】クルマのメーターの警告灯は一度点灯したら消えても放置はダメ (2/2ページ)

クルマが自然治癒するということはあり得ない!

 警告灯が点くということは、何らかの異常をセンサーが感知したということであり、機械なので自然治癒するということはあり得ない。接触不良などが原因で、警告灯が不安定という可能性もゼロではないが、やはり早めに一度ディーラーなどで点検を受けるのがベスト。

 いまのクルマの場合、クルマのエラーの発生をコンピュータが記憶しているので、「OBD」(自己診断機能)にスキャンツールをつないで、異常の有無を調べることが重要。

 警告灯は、色毎に意味があって、赤色=危険、黄色=注意、緑色=安全となっている。とくに気をつけたいのは、エンジン警告灯と油圧警告灯。

 エンジン警告灯は、エアフロセンサー、O2センサー、イグニッションセンサーなどの異常を知らせるもの。すぐに走れなくなることはないが、ディーラーに直行しておきたい。

 もうひとつの油圧警告灯が点いた場合は、即座にエンジンを止めないと、エンジンがブローする可能性が! まずはオイルの量をチェックして、量が足りなければオイルを追加。オイルが足りているのに付いた場合は、レッカーを呼んで整備工場に。

 また、パーキングブレーキがきちんと戻っているのに、ブレーキ警告灯が点くときは、ブレーキフルードが不足(ブレーキパッドの摩耗)しているケースなので、液面がLoレベルギリギリだと警告灯が点いたり点かなかったり気まぐれになりやすい。

 その他、排気温警告灯やAT警告灯は、クルマを止めて、(ボンネットを開けて)エンジンルームの熱気を逃がし、冷却してやると警告灯が消える。

 いずれも、一時的にせよ警告灯が点いた場合は、一度ディーラーに持ち込んで、診断機をコンピュータにつないで、その原因を明らかにしておくことが肝要だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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