純正キーで操作可能! クルマのリレーアタック防止装置「シャットアウト」が発売

盗難リスクの高いトヨタ車、レクサス車に適合する

 自動車用品を手がけるビートソニックは、トヨタ・レクサス向けの純正キーで操作できるリレーアタック防御装置「シャットアウト」を3機種発売した。

 ここ1〜2年で、特殊な機械を使ってスマートキーが発する電波を傍受し、誤った情報を与えてエンジンを始動させる「リレーアタック」による車両窃盗事件が多発している。カーセキュリティ専門業者によると、「多発エリアのレクサスLX、RX、トヨタ・ランドクルーザープラドは根こそぎやられている」という。ここ数年で車両盗難される車種は様変わりしており、レクサスなどの高級車が上位を占めるようになったそうだ。

 リレーアタックという窃盗手法ではスマートキーの機能を悪用するため、既存で装着されているセキュリティが有効に働かない場合もあるという。また、リレーアタックの防止方法として専用ポーチやハンドルロックなどがあるが、乗車時や降車時の手間がハードルとなり、継続的な対策がされていないということもあるようだ。

 そこで、シャットアウトは車両側に取り付けることで、リレーアタックで悪用されるスマートエントリーを無効化し、愛車をリレーアタックから完全防御することができるようにした。キーレスと連動でリレーアタックを防止できるのは、ビートソニック 独自の特許出願中の技術によるもの。トヨタ車とレクサス車にカプラーオンで取り付けでき、適合車種は盗難リスクの高いクルマをほとんどカバーする。

 また、全自動でお手軽なオートモードと、車検や人に貸す際など必要なときだけ防止できるマニュアルモードを用意しており、シーンに合わせて切り替えることが可能だ。どちらの場合でも純正リモコンキーの通常ロック動作で機能をオンにできる。

 純正リモコンで操作できるように設計されており、別リモコンが不要であることからも快適な操作性を実現した。さらに他社のセキュリティとの併用も可能なため、その他の窃盗手法なども予防したい際にはほかの製品を合わせて使用することができる。

 本体の取り付けはステアリングコラム内で完結する。本体自体も幅40mm高さ25mm奥行57mmとコンパクトなため、邪魔にならない箇所に設置することができる。

 希望小売価格は3機種すべて1万8000円(税抜)。RAG01ではトヨタ・プリウスやアルファード/ヴェルファイア、ハイエース、ランドクルーザープラドなどに、RAG02がRAV4やカローラツーリング、レクサスUX250hなどに、RAG03ではランドクルーザー200のVGRS付き車などに適合している。

 シャットアウトはカーディーラーやカー用品店、自動車電装業者、各種オンラインショップで購入できるようになる予定で、今後も適合車種は拡大していくそうなので、詳しくは製品ページ(http://www.beatsonic.co.jp/rag/)をご覧いただきたい。


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