自由なデザインがアダとなり「変顔」になってしまったモデル!
ヘッドライトがガラス製だったころは、ほぼ丸型か角型しか選択肢がなかった。しかし時代が進み、樹脂製ヘッドライトが一般化すると、各社個性的な形状のヘッドライトを持つクルマを登場させるようになってきた。
最近では光源もバルブではなく、LED化することでよりシャープなデザインをすることも可能となり、近年のトレンドも相まって「オラオラ顔」と呼ばれるコワモテなフロントマスクを持つクルマが増えてきている。
しかし、過去を振り返ってみると、自由過ぎるデザインがアダとなって非常に個性的なフロントマスクになってしまった車種も存在していた。今回はそんな「変顔グルマ」を独断と偏見でピックアップしよう。
1)三菱ミラージュディンゴ
「スマート・ユーティリティ・ワゴン」と名付けられたトールボーイ的なスタイルを持つミラージュディンゴ。たたんだベビーカーを立てかけて固定できるベビーカーアタッチメント、運転中に振り返らなくても後席の様子が確認することができる「赤ちゃん見えるミラー」などを備えた仕様や、豊富なシートアレンジなど子育て世代に向けた仕上がりとなっていた。
そんな特徴も吹っ飛ばすほど特徴的だったのが、そのフロントマスクだ。コンパクトカーには似つかわしくないほど大型の縦型ヘッドライトユニットはインパクト大。かわいいとかコワモテとかいう次元を超越したものだった。さすがにマイナーチェンジ時に一般的なヘッドライトに改められたが、エアロ系グレードには最後までこのヘッドライトが使用されていたのだ。