コンセプトカーとも言えるほどのデザイン性!
2)ホンダ・エレメント
2002年に北米の若者をターゲットに誕生したエレメントは、SUVとステーションワゴンをミックスしたようなクロスオーバーSUVであり、日本では2003年から販売がスタートしたモデルだった。当時はまだ今のようにクロスオーバーSUV全盛の時代ではなかったため、無塗装樹脂のボディパネルなどが安っぽく見えると敬遠され、わずか2年ほどで販売が打ち切られた悲運のモデルである。
しかし、今見てみればその斬新なデザインや観音開きのドアなど、モーターショーのコンセプトカーと言っても信じてしまうほど古臭さは微塵も感じられない。さすがにミッションが4速ATであることなど、メカニズム的には古さを感じる部分もあるが、今から20年近く前のモデルだとは思われないだろう。
3)スバル・レガシィ(4代目)
スバルのメイン車種であり、フラッグシップモデルとしての地位も担っていたレガシィ。現在はやや放置プレー気味ではあるが、それだけにスバルの力の入れようはすさまじかった。とくに2003年に登場した4代目モデルのBP/BL系は海外市場も強く視野に入れた結果3ナンバーサイズとなり、デザインもそれまでのものに比べて格段に伸びやかなものになっていった。
メカニズム的にも、現在のスバル車に採用されるSI-DRIVEやEyeSightを搭載したモデルも存在しており、時代の流れを意識することなく日常使いをすることも十分可能と言えるだろう。