国産メーカーは音への対策に苦労している!
クルマで不快なものの代表格が、きしみ音だろう。止まっているときはもちろん出ないが、走り出すと足まわりやボディのあちこちから、キシキシ、ミシミシという音がすることがある。さすがに最近のクルマは昔のクルマのように盛大に出たりはしないが、全体の静粛性が高まっているだけに、わずかな音でも目立つようになっている。
きしみ音のほかにも、不快な音というのは窓を閉めたときのキューッというこすれる音やエンジンルームからの音、走行時の風切り音などもある。これらの音について日本人はとくにシビアで、自動車メーカー泣かせだ。国産メーカーは慣れているが、輸入車だとかなり苦労するし、本国に対策を依頼しても取り合ってもらえないことも多いという嘆きを聞くこともある。ちなみに外国の場合、「クルマは走るものだから、音は出て当たり前」という意識が強いため問題にならないようだ。
いずれにしても我々日本人にとっては、かなり走り込んだクルマなら仕方がないが、せっかく買った新車や走行距離が少ない中古車だと納得できないことも多い。直すことは可能なのだろうか?