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【ちょっとしたトラブルでも押していい? 】今流行のクルマのSOSコールを使っていいケースとだめなケース (2/2ページ)

【ちょっとしたトラブルでも押していい? 】今流行のクルマのSOSコールを使っていいケースとだめなケース

オペレーターサービスと混沌しがち!

 日産デイズに搭載され、また、あおり運転被害の急増で一躍、注目されているヘルプネット=SOSコール。クルマやカーナビゲーションの種類によって、エアバッグの展開と連動して自動通報するものや、前席頭上の専用ボタンによる手動通報、カーナビゲーションの画面にあるHELPボタンによる通報といった種類がある。現在、国産自動車メーカーではトヨタ(レクサス含む)、ホンダ、日産、マツダが採用し、順次、拡大予定だという。

 トヨタのプリウスやRAV4、マツダ3、マツダCX-30などのように標準装備される車両、オプションとなるケースがあるが、これからの流れを考えるとオプションで選ぶことができれば、ぜひ装備したい安心装備である。

 じつは、この先、ヘルプネット=SOSコールを可能にする車載専用通信機+バックアップバッテリーの搭載を義務化する可能性がある(自動車メーカー担当技術者談)からだ。

 その車載専用通信機とは、ドコモ(マツダなど)、au(トヨタなど)、ホンダ(ソフトバンク)の回線を使うもので、電波の届く限り、つながることができる。

 では、どんな場面でヘルプネット=SOSコールが役に立つのか。その一例が、事故。オペレーターの肉声対応、およびGPSによる自車位置確認によって、警察、消防にスムースに接続することで緊急時のいち早い対応が可能になる。

 あおり運転被害にあったときも、オペレーターが走行位置を確認し、警察に接続。警察車両と待ち合わせすることで難を逃れることができるのだ。

 もちろん、乗員が意識を失っているような大事故の場合にも、エアバッグと連動した自動通報が行われ、オペレーターの呼びかけに乗員が応じなければ、オペレーターが自動送信されたGPS位置情報等のデータにもとづき、救急車の出動を要請してくれる。

 そんな、ドライブの安心・安全を担保してくれるヘルプネット=SOSコールだが、勘違いしてほしくないのは、オペレーターサービスとはまったく別ものということ。

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