静粛性と操縦安定性を兼ね備えたダンロップのプレミアムコンフォートタイヤVEURO VE304が発売

ウエットブレーキ性能を高め、性能を持続させる技術も搭載した

 住友ゴム工業は、静粛性と操縦安定性を高めて最上級に快適な車内空間を実現し、最高レベルのウエット性能が長続きする「スマートタイヤコンセプト」の性能持続技術を搭載したプレミアムコンフォートタイヤ「VEURO VE304」を発売した。ラインアップは185/65R15 88Hから275/35R21 99Wまで64サイズを展開し、価格はオープン。SUV対応サイズは22種、RV対応サイズは30種を用意し、幅広いユーザーに対応する。

 VE304は高い静粛性を実現するため、ノイズの発生源となる溝とピッチ配列を最適化した。新たに採用した「3D波型グルーブ」により溝を流れる気流をコントロールしたほか、防弾チョッキなどにも使われるアラミド繊維を練り合わせた「ハイブリッドバンド」で路面からの振動を抑制し、音のエネルギーを低減している。また「サイレントコア」によって道路のつなぎ目などで発生する空洞共鳴音を吸収することで静粛性を向上させた。

 さらにラウンドプロファイルを採用し、ラウンド化した接地形状で入力を緩和させ、ロードノイズの発生源になるベルト端の接地圧を低減。こうした技術を用いることでパターンノイズを24%、ロードノイズは29%抑制し、なめらかな路面を静かに走ることができる。

 またパターン剛性を適正化し、ハンドリングによるタイヤ変形を精密にコントロールすることで、操縦安定性を10%高めるなど、安定感のある上質な走りを実現している。

 パターンデザインはサイプ基調のデザインを用いることによって音圧を低減し、新たなカオスピッチ配列によって、ブロックが路面を叩く音圧や溝で発生するうなり音も減らした。

 VE304で展開する64サイズ中63サイズで最高グレードのウエットグリップ性能「a」を達成し、安心感がより長く続く性能持続技術も搭載。濡れた路面に密着して接地面積を確保し、ゴムの劣化を抑制する新素材の水素添加ポリマーや摩耗後に溝幅が広がる3D波型グルーブを採用したことで、ウエットブレーキ性能は7%向上、ウエットブレーキ性能低下率を14%向上させた。


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