ラインアップの拡充で選択肢が広がった
メルセデス・ベンツ日本は、最新の安全装備やインフォテイメントシステムなどを満載した「Aクラスセダン」に、新型の直4クリーンディーゼルエンジンを搭載した「A200d」を追加設定し、予約注文の受付を開始した。なお、納車開始は2020年4月ごろを予定している。右ハンドル仕様のみの設定で、メーカー希望小売価格(税込み)は420万円。
今回追加するA200dセダンは、すでにCクラスやEクラスで採用されている実績ある直4クリーンディーゼルエンジン「OM654」をベースに、横置きに対応させたモデル。従来の排出ガス処理システムに加えて、アンモニアスリップ触媒(ASC)を備えたSCR触媒が増設されている。これにより、欧州で施行予定のEURO6d規制や、ステージ2RDE(実路走行試験)規制に前もって適合する性能を持っていることが確認されている。すでにAクラスやBクラス、CLAなどにも採用されて好評なエンジンだ。
最高出力は150馬力(110kW)、最大トルクは320N・mを誇り、コンパクトなボディを力強く加速させてパワフルな走りを楽しむことができる。また、低振動で高い静粛性を持っており、力強さと上質さを兼ね備えたパワーユニットとなっている。
組み合わせるのは8速のデュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」。さまざまな状況で最適なギヤを選択でき、気持ちよい走りや燃費性能に貢献してくれる。