【街灯のない道・夜間・雨天時は?】迷惑なケースもあるクルマのフォグランプを点灯してもいい条件とは (2/2ページ)

無意識に灯火してしまっているケースも!

 というわけで、晴天時にフォグランプを併用しても基本的には違反ではないし、光軸などがきちんと整備されていれば、他車にも迷惑をかけることもないはず。ただ、本来は雨、霧、雪などで視界が悪いとき、ヘッドランプの補助として使用するものなので、ファッションとして、ドレスアップとして、常用するのはあまりおすすめできることではない。

 一番厄介なのは、「フォグランプを点けている」という自覚がないまま、フォグランプを常用しているドライバー……。フォグランプのスイッチは、ヘッドライトやスモールランプのスイッチとは別になっているので、一度フォグランプをONにすると、ヘッドライトを点けるたびにフォグランプも点灯させてしまう。

 インジケーターランプを見ればフォグランプがONになっているか、OFFになっているかはわかるはずなので、視界が悪くないときはOFFにするのが基本だと思っておこう。

 最後にバックフォグについても触れておこう。バックフォグは霧や豪雨のときなど、見通しが悪いとき限定で利用するもので、悪天候以外の使用は厳禁。ブレーキランプと同じぐらいの明るさがあるので、後続車にとっては大迷惑。

 正しい使い方を知らないドライバーは、バックフォグのスイッチに触れないこと。バックフォグはフロントのフォグランプ以上になくても困らないツールなので、正しい使い方を知らない人以外、電球を抜いておいてほしいと思うほど益より害が多いというのが現状だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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