ガソリン車でも直噴化で「見えない」有害物質が出るように
このPMに関して、従来はディーゼルエンジンのみの有害物質とされてきたが、ガソリンエンジンも筒内直噴の燃料噴射が採用されることにより、排ガス中に含まれるようになった。そこで、PM規制は、直噴ガソリンエンジンにも適用されている。
さらに欧州では、都市部の大気汚染が悪化したことにより、ガソリン直噴エンジンに対してガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)の装備が求められている。しかし日本においては、そこまでの規制が行われていない。それでも、欧州からの輸入車には適用されている車種がある。
欧州の都市より大都市の多い日本で、排ガス対応が一部遅れている。都市部にクルマが集中する大都市では、目に見えない汚染が徐々に進行しているといえる。