スズキ・ジムニーの納期はいまなお1年近い
スズキ・ジムニーの場合
2018年7月におよそ20年振りとなるフルモデルチェンジを果たして新型となったスズキ・ジムニー。軽自動車ながらなんちゃってSUVを凌駕する本格的なクロスカントリーSUVとしての実力を持ちながらも、より乗用車ライクな乗り味も手に入れたモデルとして一躍人気車種の仲間入りを果たしたモデルである。
そんなジムニー発売直後の2018年7月の登録台数は5000台オーバー(一部旧型も含まれていると思われる)と圧倒的な数字。フルモデルチェンジ直前の3か月間は1000台未満だったことを考えると新型効果は絶大だったといえるだろう。
当初は2年以上待ちという話もあったほど人気となっていたジムニーだが、現在も1年近く待つこともあるという。販売台数を見てみても、未だにコンスタントに2000台前後が販売されており、この人気はまだまだ継続しそうな雰囲気となっている。
通常、早ければ1か月も経たずに納車される場合もあるにも関わらず、なぜここまで納期がかかってしまうのかというと、生産台数を上まわる注文が殺到しているから、ということになる。もちろんメーカー側もある程度の予測を立てて生産計画を作っているのだが、それ以上の注文が殺到するとどんどん納期が遅れていってしまうというわけだ。
S660にしろジムニーにしろ、増産体制を整えて当初の予定よりも多くの台数を生産するようにしていたが、それにも限界があるということで、人気が続くジムニーは現在でも納車待ちが長くなってしまっているというのがじつのところなのである。