最近は高額な輸入スポーツモデルが多く感じる
伝説ほどは出ていないにしても、実際、当時は深夜の3時頃からの一般車両がいない時間を狙ってアタックしていて、見ていても相当なスピードだったのは事実。実際の感想だが、遭遇すると怖そうに思うかもしれないが、相当に腕もあるので車線変更などせず、そのまま走っていればあっさりと抜き去られるだけ。一瞬の出来事なので怖くもなかった。
もちろん腕がいいと言っても、事故はけっこう起こり、ひとたび発生すると車体はぐちゃぐちゃに。集結場所としてお馴染みだった芝浦のパーキングで流されていた啓発ビデオにも実際の事故シーンが収録されていたものだ(死体が映っているというウワサも)。
車種は幅広くて、本気なのはGT-RやZ、RX-7あたりで、もちろんカリカリのチューニング車両ばかり。ハチロクもけっこういたが、いかんせんスピードは落ちるので自分たちなりにスピードを出して楽しんでいるクルマが多かった。ランエボ、インプレッサもいたのだろうが、あまり記憶にはない。
警察も手をこまねいているわけではなく、RX-7のパトカーを投入したり、前後両方撮れるオービスを設置したりするなどして、対策はかなり強化していた。深夜や朝方の通行量が多くなったのも原因のような気はするが、いずれにしても全盛期ほどの台数は集まらなくなり、2000年を超えたあたりではオーナーに聞いても「最近は流すだけっすよ」と返ってくるまでに衰退した感じだった。
最近では、ランボルギーニやポルシェといったスーパーカーやMやAMGなどのハイパフォーマンスなどの輸入車が増加して、盛り上がりを見せている。旧車も増えているように思える。以前のように命をかけてタイムアタックをするというのはほぼないが、爆音を響かせて複数台で飛ばすなど、危険なことに変わりはない。もちろん違法行為なので、なんとかしてほしいものだ。