現代にマッチしたホンダS2000に仕上がるパーツを開発
ホンダ・アクセスは大阪オートメッセ2020の6A号館、CARトップブースにホンダS2000を展示した。これは誕生20周年を記念し、発売予定となっている開発中のパーツを装着した車両だ。
パーツは全部で8点あり、フロントバンパー、リヤストレーキ、トランクスポイラー、フロアマット、オーディオリッド、ハーフボディカバー、フットライト、サスペンションとなる。このうち、リヤストレーキとトランクスポイラーは再販だ。
パーツの開発に携わったホンダ・アクセスの川村さんによれば、「NSXとビートのときにも20周年で記念パーツを出しました。今回はそのS2000版です。大きな特徴としては、S2000が今の時代にマイナーチェンジを行うならばどんな姿になるのか、を考えて開発を行いました。S2000のオーナーはクルマを大切にしている人が多く、アップデートしながら乗りたいという考えが多数みられます」とのことだ。
パーツでいえば、今回の注目はフロントバンパーとサスペンションだろう。バンパーに関して川村さんに聞くと、「今回のパーツを作る上での動的コンセプトは『ワインディングマスター』です。また、S2000はコーナーリングありきのクルマ。それゆえ、ワインディングを流して走っても楽しめるような素直なハンドリングを目指しました。たとえば、ステアリングを切り始めた瞬間にタイヤがフェンダーからはみ出しますが、そのトレッド面に風が当たらないような形状とすることで、切り始めの素直さ、フィーリングの変化を抑えています」とコメント。
足まわりに関しては、「S2000は生産を終了してから10年が経過しています。その間、タイヤ自体の性能が大きく向上しました。そうした今のタイヤに合わせて、サスペンションを再設定した形です。もちろん方向性はワインディングに合わせたもので、曲がることがとても楽しい足です。路面追従性を上げ、決して硬くないどころか、S2000としては凄く快適なサスペンションになっていると思います」とのことだ。
この20周年記念アイテムは、2月20日にホンダ・アクセスのホームページにて詳細情報がアナウンスされる。また、発売は夏頃を予定しているとのことだった。