新車の試乗会のみならず警察などの運転訓練にも利用される
冬になると自動車メディアなどでよく見かけるのが、雪上走行の記事ではないだろうか。低ミューとなる雪上や氷上でも、コントローラブルに扱えたり、しっかりトラクションがかかるということをお伝えするには絶好のロケーションというわけだ。
しかし、首都圏に住むユーザーにとって、なかなか雪上や氷上を走るという体験は難しいもの。ましてや公道ともなれば、ほかの車両や歩行者なども存在するため、慣れないユーザーによる痛ましい事故の報道も少なくない。
とはいえ、クルマ好きの中には“実際に雪上や氷上を思い切り走ってみたい”と考える人も少なくないだろう。今回はそんな夢をかなえてくれるスポットをご紹介したい。
首都圏から日帰りで行ける範囲にあるスポットとして有名なのは、長野県にある女神湖だ。名前のとおり普段は湖なのだが、冬季は気温の低下に伴って湖が凍結し氷上ドライブが楽しめるというもの。
ここでは自動車メーカーがメディア向けの試乗会を開催したりするだけでなく、開発テストや地元警察・企業の安全運転講習など幅広く利用される有名スポットとなっている。ただ、残念ながら2020年度は暖冬の影響で氷が厚くならず、すべての日程が中止となってしまった。