走行中の電話応答やナビの目的地設定も可能に!
ここからは、運転、ドライブをより快適にしてくれる装備を紹介したい。
5)オートブレーキホールド
ほぼ電子パーキングブレーキ搭載車に限られるが、一時停止時、ブレーキを踏んでいなくても、ブレーキをかけてくれる機能(停止保持)だ。渋滞時や、停止してチケットを取る際、料金を支払う料金所などで超便利。渋滞時には、頻繁なブレーキ操作から開放してくれるので、足の疲れも軽減。地味な機能とはいえ、あると絶対に便利な機能だと思えるはずだ。
6)ナビゲーションなどの通話機能
運転中のスマホ操作、通話などのながら運転に対する罰則が強化されたが、運転中に大事な電話に出なければならない時や、緊急の電話をかけるシーンもあるはずだ。そんなとき、耳をふさぐイヤホンより便利なのが、車内での通話機能。ブルートゥースなどでスマホとナビを接続し、電話がかかってくれば自動応答、通話が可能。車内のスピーカーとマイクを通じて、安全に会話ができる。発信時もナビの電話画面にワンタッチダイヤルを登録しておけば、電話を安全にかけられるというわけ。音声での発信が可能な車種もある。
7)オペレーターサービス
最新のナビの機能のひとつに、オペレーターサービスがある。専用車載通信機(SIM)を使うタイプとスマホ接続タイプがあるが、前者がより便利。機能はそれぞれだが、トヨタや日産のオペレーターサービスの場合、緊急時や故障時のサポート(オペーレーターはGPSで車両位置を特定)はもちろん、遠隔操作によるナビの設定、近隣スポットの紹介なども行える。走行中、ナビの新規目的地設定ができないのが普通だが、このオペレーターサービスを利用すれば、さまざまなサポートが受けられ、ドライブもより安心である。
8)パドルシフト
意外に思うかもしれないが、パドルシフトも快適なドライブに威力を発揮してくれる。今だにスポーティーな走行をするためのシフトダウン、シフトアップ機能と誤解されているが、じつは、下手にブレーキを踏むよりずっとスムースな減速、スピードコントロールが可能。運転者本人より、同乗者にやさしい運転になるというわけ。
以上は、ボクの次期愛車を決定する上で不可欠な先進安全運転支援装備、快適装備でもある。
ちなみに、ダイハツ・ロッキーの「ダイハツコネクト」には、家族の高齢者ドライバーの安心につながる、画期的な見守り機能が用意されていて、お出かけ、帰宅、トラブル、普段と違うエリアの走行をメールで知らせてくれる機能があり、見えるドライブをサポートしてくれるのだが、その機能は現時点でダイハツ・ロッキー限定だ。
しかし、同居、別居を問わず、家族の走行位置を特定できる裏技がある。それは、グーグルマップの「現在地の共有」。お互いのスマホの「現在地の共有」とGPS機能をONにしておけば、車両内にスマホがあり、電波が届く限り、家や外出先から、車両がどこにいるのかが分かるから安心だ。これは高齢者ドライバーだけでなく、運転初心者の家族の運転にも効果的。それこそ、車両が道に迷っても、家族がその場所をほぼ特定できるため、スマホの会話でルート案内することも可能となる(微妙に位置がズレることもあるが、更新すればより正確な位置が特定できる)。