急がつく動作やちょい乗りはクルマを傷めやすい
クルマというのは消耗品の塊だ。所有している間に寿命が来るかは別として、ボディだって消耗品のひとつ。最終的には各部に力が溜まり過ぎて、形を維持するのが困難になって、ガタガタになってしまう。
ただし、消耗のスピードがすべて同じかというとそうではなく、個々によって異なるし、乗り方に大きく影響されるものだ。優しく乗れば長持ちするし、激しく扱えばその逆だ。今回は消耗を早める乗り方について見てみよう。
1)急が付く操作
雪道でのドライブで避けるようにとよく言われる急が付く操作。急発進、急ハンドル、急ブレーキの3つは、クルマに対して極端で、急な入力となるものばかり。やはりいつでもスムースに発進、余裕をもってハンドルを切り、じんわりとブレーキを踏むのがベストだ。
2)ちょい乗り
ちょっと近所まで。時間にすると10分程度のドライブはクルマに大きな負担となる。人間にたとえるといきなり運動して、体が暖まる前に止めてしまうのと同じ。短ければストレスが少ないというわけではなく、体への負担は逆に大きくなってしまう。クルマではエンジンへの負担は大きいし、バッテリーは内部が活性化する前に止まってしまうので、消耗がとくに激しくなる。