【窓枠はなぜ復活した?】以前流行ったサッシュレスのクルマがなくなった理由 (1/2ページ)

開放感のある中央の「柱」がないクルマが流行

 以前の日本車のドアには、マド枠のないサッシュレスタイプが多く採用されており、ドアを開いた時の形状がスッキリしていた。

 とくに中央のピラー(ルーフを支える柱)まで省いた2ドア/4ドアハードトップボディは、前後のウインドウを開くと、ボディ側面が全開になるので独特の開放感を味わえる。ピラーレスハードトップは、まさにソフトトップのルーフをスチール製に置き換えたようなデザインだった。

 ただしピラーレスハードトップは、ボディ剛性や強度を十分に確保できないため、クルマの進化と併せて採用車種が減っていった。近年は中央のピラーを備えたボディに、マド枠を取り去ったサッシュレスドアを組み合わせるパターンだったが、これも採用車種が減っている。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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