なにはともあれつけておきたいメーカーオプションは安全装備!
クルマを新車で買おうというとき、いざクルマが決まったとしても、まだまだ決めなければならないことがある。グレードやボディカラーはもちろん、メーカーオプションの選択も重要だ。なにしろ、メーカーオプションで用意されているアイテムは、メーカーの生産ラインでの装着を前提としているので、基本的には後付けできないものが多い。こうしたアイテムをオーダーできるのは、愛車を新車で購入できるオーナーの特権だ。
とはいえ、メーカーオプションの多くは安いものではなく、予算的な部分もあって、ためらう人も多いだろう。しかし、大金を払っても絶対に付けておきたい装備もある。ここでは、主なメーカーオプションをトレンドや後付けの可否などから優先順位をつけて、紹介しよう。
1位 先進運転支援システム
メーカーオプションはお金に余裕があるなら付けてもいいけど……と考えているかもしれないが、いまどきの基準でいえばマストといえるのがADAS(先進運転支援システム)やAEB(衝突被害軽減ブレーキ)だ。標準装備化がどんどん進んでいるのでオプションとなるクルマもだいぶ減ってきたが、それでも軽自動車のエントリーグレードなどではメーカーオプション扱いのこともあるし、ともすればレスオプションといってAEBを外して車両価格を下げるオプションが設定されていることもある。
しかし、まもなくAEBの装着義務化という時代に、ADASをつけないという判断は逆行している。本来であれば、全車に標準装備してほしいと思うくらいだが、メーカーオプション設定のクルマであればユーザーが積極的に装着することを選びたい。なお、同じ車種にADASが設定されているからといって部品を集めてくれば後付けできるというものではないので、最初の判断が重要だ。
2位 バックカメラ
こちらも運転支援システムといえるだろう、「バックカメラ」もメーカーオプションを選びたい。メーカーによってはナビ対応パックというような名称でメーカーオプションの一部として設定されていることもある。カメラの映像を映し出すカーナビ自体はディーラーオプションであったり、また量販店やネット販売で手に入れたりするのもいいだろうが、バックカメラは装備しておくことがおすすめだ。
その理由は、とにかく装着と配線がスマートなこと。後付けではナンバープレートの周辺に目立ってしまうこともあるが、メーカーオプションであればそうした問題はほとんどない。なかにはエンブレムに仕込んであったり、エンブレムが電動で開閉することでカメラが現れるといった凝ったものもあったりする。また、カメラの映し出す範囲についてもしっかりと吟味されているので、死角を適切にカバーしてくれる。