必要最低限の整備で車検が取得できるユーザー車検
クルマを乗り続けるにあたって避けてはとおれないのが、車検だ。商用車などでは1年ごと、新車の乗用車でも3年後にやってくるもので、当然ながら車検を受けなければその車両を継続して公道上で乗り続けることは不可能となる。
とはいえ、車検には絶対に必要となる税金関係のほか、車検に適合するための整備も必要となり、まとまった額があっという間にお財布から消え去ってしまう。できることなら車検の費用を少しでも抑えたいと思うのが人情というものだろう。
そう考える人にとって魅力的な選択肢のひとつが、いわゆるユーザー車検というものだ。これはその名のとおりクルマの使用者=ユーザーが自ら陸運支局に車両を持ち込んで車検を受けるもので、車検をパスすることができる部分さえ問題なければ必要最低限の整備で車検を取得することができるというもの。
本来であれば車検を受けるタイミングで12カ月、もしくは24カ月点検の法定点検も実施しなければならないが、車検を受ける際の検査と法定点検は別物となっているため、先に車検を受けてから法定点検を受けても問題はない。つまり、これが「前検査、後整備」と言われる所以というわけだ。