内外装を自由に選択可能なオーダーメイドプログラムでより上品に
M8グランクーペは走行性能だけでなく、4ドアでありながらこだわりの造形を作り上げたクーペのようなデザインや快適な室内空間もポイントとなる。
全長5105mm、全幅1945mmの伸びやかなボディサイズに、独自のボディ造形技術とカーボンコア技術による美しいノッチバックスタイルを採用した。後席の頭上空間を確保しつつも、洗練されたスタイルと艶やかなデザインを実現する。室内にはM8クーペから引き継いだMのロゴや、Mモデルカラーのステッチが刻まれた新デザインのセレクターレバー、さまざまな走行シーンでもドライバーの姿勢を支えるデザインのスポーツシートなど、サーキットモデルらしい機能性を持つ装備を配置した。
今回イベントに登場したモデルは、エクステリアやレザーシートにBMW M社が手がけるオーダーメイドプログラム「BMWインディビジュアル」の特別カラーを採用。艶やかな色合いのボディカラー「アメトリー」は一般的なアルミメタリックと異なる素材を使用し、見る角度や環境によって異なる光を放つことで、M8グランクーペの伸びやかなスタイルをさらに際立たせた。シートには温度管理が難しい車内でも風合いや品質を保つことができる厳選されたメリノレザーを用いることで、高級感をさらに高めている。
ビー・エム・ダブリューでは、BMWインディビジュアルによるオーダーメイドカラーのイメージがさらにふくらむ特別サイトを2020年2月上旬にオープン。130種ものカラーリングを用意する外装、内装の色調を確認しながら、オーダーすることができるようになる。対象車種はMモデルに限らず、主要なラインアップをカバーするという。
M8グランクーペは1月28日から販売を開始し、2月上旬から納車する予定だ。価格(税込み)は2194万円。通常モデルに比べてさらに25馬力アップした625馬力を発揮するエンジンや特別装備を備えたM8グランクーペCompetitionは2397万円で用意する。
そのほか、2019年10月に受注を開始した2シリーズグランクーペと、世界的に人気なビデオゲームキャラクター「パックマン」がコラボレーションした新たなマーケティング戦略も発表された。3月14日から「Game Changer. ジョウシキなんて、ひっくり返せ。」のキャッチコピーのもと、販売キャンペーンを進める。
プレミアムコンパクトセグメントではBMW初の4ドアクーペとなる2シリーズグランクーペは、常識にとらわれず自分のスタイルを貫いて生きるドライバーにぴったりなクルマ。ターゲット層は仕事や子育てなど公私において責任が伴う30〜50歳代の男女で、さまざまな”縛り”を食べ尽くしてくれるパックマンとのコラボレーションによって、「常識や固定概念から解き放たれて自由に生きよう」というメッセージを発信していく。
パックマンのコラボによるテレビCMやウェブムービーを3月下旬から全国で放映開始するほか、さまざまな記念イベントも予定されているので注目してほしい。