見た目だけでなく省燃費や乗り心地に貢献
各メーカーの責任者や開発担当者、デザイナーに聞くと、結局は「商品力の向上」というのが一番の理由だ。デザインなどにおいて質が求められる時代だけに、造形に限界のあるホイールキャップでは今やユーザーは満足できないということだろう。
また、性能面での採用というのもあって、軽量ゆえに省燃費に貢献できるし、乗り心地もよくなるというのはアルミホイールのメリットだ。さらに今後は空力面での貢献も期待されるが、これもスチールとキャップの組み合わせでは限界がある。
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価格については、以前よりも安くはなっているのは事実。クルマというのは大量生産を前提とした工業製品だけに、ここまでアルミホイールが普及すれば価格が安くなるのは当然のこと。ただ、原材料費という点では欧米に比べて日本はアルミの価格が高いこともあり、安くなったとはいえ、単純に価格を比較するとまだスチールホイールのほうが安いようだ。