単にボディ形状のホモロゲーション目的であればFWDだけのラインアップでもいいわけだが、専用設計の3気筒1.6リッターターボエンジン(最高出力200kW)に6速MTを組み合わせ、前後駆動配分100:0~0:100まで可能な4WDシステム「GR-FOUR」をも搭載している。“Born from WRC”のキャッチコピーよろしく、ノーマルでも十分にスポーツドライビングが楽しめるパッケージだ。2019年末にスバルWRX STIが生産終了となり、日本車からそのままラリーに参戦できるベース車がなくなってしまったと悲観にくれるファンも多かったが、まさしく光明となった。