【どう考えても市販化はムリ!】自動車ショーで「明らかに売らない」コンセプトモデルを展示する理由とは (2/2ページ)

イベントを盛り上げるユニークなクルマも!

 また、2001年の第35回東京モーターショーの「GT-Rコンセプト」(のちのR35GT-R)や、2009年の東京モーターショーの「FT-86」(のちのトヨタ86)、そして今回の東京オートサロン2020のダイハツ「TAFT コンセプト」のように、市販車にダイレクトに繋がっているコンセプトカーもあるし、市販化はされないものの、同じコンセプトのコンセプトカーを数年にわたってアップデートしつつ展示し続けるというケースもある。

 なかにはものすごく魅力的だが、保安基準を考えるととても量産できないものや、にぎやかし的(?)なユニークなクルマ(例えば、1999年のホンダ不夜城とか)などもあるが、いずれにせよコンセプトカーがなければモーターショーの魅力は半減してしまうほど、コンセプトカーの存在は大きなもの。

 共感、批判、驚愕などのいろいろなリアクションがあるだろうが、どうせモーターショーに出かけるのなら、実車をじっくり眺めて、その場にいる担当者の方と意見を交わし、将来の実用化、市販車に何か結び付けられるように、自分の思いをぶつけてみてはどうだろうか。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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