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【タントやN-VANのウリ!】クルマに大開口部をもたらすセンターピラーレスドアを多くのクルマが採用しない理由とは (2/2ページ)

【タントやN-VANのウリ!】クルマに大開口部をもたらすセンターピラーレスドアを多くのクルマが採用しない理由とは

乗り降りのしやすさや荷物の積みやすさが魅力!

 ダイハツ・タントやホンダN-VAN、トヨタ・ポルテなどに採用されている、特徴的なリヤドア構造が、助手席側Bピラーレスのスライドドアだ。 歩道側のリヤドアの開口部を広くして、乗降性をよくするのが目的であり、乗用車の場合は子供を抱いた母親の乗り降りのしやすさ、N-VANのような商用車では、大きな荷物の積みやすさがメリットとなる。

 たとえば、タントの場合、助手席だけでなく、運転席にもロングスライド機構を設けたことで、ミラクルオープンドアと呼ばれる助手席側Bピラーレスの大開口スライドドアのメリットは一段と高まっている。何しろ、大開口のリヤドアから子供を後席に楽々乗せたあと、車外に出ることなく、運転席に移動できるのだから便利このうえない。クルマに近づくだけでスライドドアが自動オープンするパワースライドドア「ウエルカムオープン機能」と合わせ、とくに雨の日はさらなるありがたみを感じるはずである。

 だとしたら、ボックス型ミニバンなどにも採用したらいいじゃないか、と思えるのだが、助手席側Bピラーレスを用いたクルマは依然、少数派と言っていい。

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