判断を間違えると簡単に命を落とすことも! クルマの運転中に吹雪で前が見えなくなった時にするべきこととは (2/2ページ)

歩行者との間や車間距離は普段よりも多く取っておく

 前後のウインドウに雪が付着してしまったら、安全な場所に停車して雪を除去することも忘れずにおこないたい。その際、サイドウインドウやドアミラーの雪を落としておくことも重要だ。というのは、吹雪だからといって歩行者がいないとは限らないから。もちろん、多くの人は外を出歩かないように自粛するだろうが、吹雪のなかだからこそ歩行者の存在をはやめにキャッチできることは大切だ。

 歩行者の横を通り過ぎるときは徐行が大基本。なおかつ歩行者が転倒したり、足を滑らせてしまったりしても接触しないよう、可能な限り離れて通過するよう気をつけたい。

 まとめると、吹雪で視界が悪いと感じた際にはヘッドライトを点けるのが第一にやるべきこと。装備されていればフォグランプやリヤフォグランプも点ける。そして、のろのろ運転になるときはハザードランプも点滅させる。車間距離や歩行者との間隔もいつもより長めに取るようにしたい。

 それでも危ないと思ったら、道の駅やコンビニなど建物のある安全な場所に避難したい。動けなくなって道端や路上で停まり、雪に埋まってしまうことは非常に危険だ。くれぐれもその点にだけは気をつけて、天気情報などから早めに運転の可否を判断してほしい。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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モトブログを作ること
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