衝撃を受けた際に脱落する構造でなくてはならない!
ただし、ルームミラーの取り付けは任意だが、「事故などで衝撃を受けた時、乗員のケガを防ぐために脱落する構造(可変式もしくは脱着式)であること」というルールはある。また、大き過ぎたりして、前方の視認性を妨げるもの、妨げる恐れのあるものは、保安基準違反になるので要注意。
ルームミラーの取り付け方法には、ルーフ側から支持アームを吊り下げる「吊り下げ型」と、フロントガラスに台座を接着して、そこから支持アームを伸ばす「接着型」があるが、どちらを採用するかは自由。国産車やBMWは「吊り下げ型」が多いが、近年「接着型」も増えてきている。
というわけで、法律上は装着義務のないルームミラーだが、多くのドライバーにとって、なければ非常に不便で、ワゴン車やミニバンで荷物を満載にして、ルームミラーで後方が見えなくなると不安になるはず。
安全面を考えれば、ルームミラーは機能していた方がメリットが多いのは明らかなので、今後はリヤカメラをメインにしたデジタル化によって、ますます重要性が増していくに違いない。
法規的にはなくてもいいルームミラーも、利便性、安全性を考えると、なくてはならない存在になっていくことだろう。