【価格も安い! 税金も安い! 燃費もいい!】おまけに楽しい超お得な1.5リッター以下の国産車3選 (2/2ページ)

加速の気持ちよさやトルクの太さが走る楽しさを生み出している!

2)日産ノートe-POWER(193万7100円~281万2700円)

 1.2リッターの自然吸気エンジンと聞くと、走りに期待するようなキャラではないと想像してしまいますが、日産ノートe-POWERは違います。エンジンは発電専用、タイヤを駆動するのはEV譲りの高出力モーターというe-POWERは、従来の感覚とはまったく違う、まさに異次元の加速を味わうことができます。その機構上、低速トルクが太く、さらに変速ショックがないため加速に息継ぎ感はなく、100km/hまで一気に加速する様はコンパクトカーとは思えないほど。大排気量エンジンを積んでいるようです。

 走りのよさをアピールするNISMO仕様も用意されていますが、250万円オーバーとコンパクトカーとしては高価。ベーシックなグレードでも十分にモーター駆動らしい加速感を味わえます。ちなみにベーシックグレードの燃費性能は37.2km/L(JC08モード)となかなかのスペックです。

3)マツダMAZDA2 XD系(FF:199万1000円~245万8500円)

 国産モデルで選べる最小排気量のディーゼルエンジンがマツダの「SKYACTIV-D 1.5」。このエンジンを積むMAZDA2は、従来のデミオから2019年9月に車名変更とマイナーチェンジを受けたモデルです。エンジンスペックは最高出力77kW(105馬力)/ 4000rpm、最大トルク220N・m(22.4kg-m)/ 1400-3200rpm(6速MT車)。パワーこそ控えめですが、トルクの太さが走らせる楽しさのあるコンパクトカーに仕上げています。

 また、ディーゼルエンジンのネックである振動やノイズといった面においてもマツダ独自の技術である「DE精密過給制御」、「ナチュラル・サウンド・スムーザー」、「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」によって解消されています。

 さらに「G-ベクタリング コントロール プラス」と呼ぶステアリング操作にあわせたエンジン出力とブレーキ制御により人馬一体の走りを実現しているのもポイント。そもそも燃料代の安いディーゼルエンジンですが、燃費性能は最新のWLTCモードで21.6~25.2km/Lと優秀なのも見逃せません。

 6速MTを積極的に設定するトヨタ・ヤリス(ヴィッツから改名)や、「e:HEV」というしい名前のハイブリッドシステムを積むホンダ・フィットとビッグネームの発売も間近。走りの楽しさと環境性能を両立させたコンパクトカーの選択肢は増えています。そうして切磋琢磨することで、排気量1.5リッター以下のパワートレインに、ますます磨きがかかるのです。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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モトブログを作ること
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