一度体感したら離れられなくなるほど爽快な走りが楽しめるものも
3)マツダRX-7
現在は残念ながら途絶えてしまっているが、世界で唯一長期に渡ってロータリーエンジンを搭載した車両を市販し続けていたマツダ。そんなロータリーエンジンを搭載した筆頭がRX-7であることに異議を唱える人はほとんどいないはずだ。
通常のレシプロエンジンとはまったく異なるフィーリングは、一度体感してしまったら離れられなくなるのもわかるほど爽快なもの。また、今見ても古さを感じさせないスポーツカー然としたエクステリアも、多くのファンの心をつかんで離さないことが分かるだろう。
もちろん、ハンドリング性能も非常に高く、チューニング業界では未だにFRでトップクラスの実力も兼ね備えている。その一方で、維持やメンテナンスの面でハードルが高いという点もあるのだが、そこも含めてロータリーの魅力と話すユーザーも少なくないようだ。
4)電気自動車
ロータリーエンジンが「モーターのような」と形容された時代もあったが、もはやモーターそのもので動くクルマに乗れる時代がやってきている。回転の上昇とともにパワーが湧き上がるエンジンとは異なり、停止状態から100%のトルクを発生することができるモーターは、走り出しからしてまったく別モノ。
逆に高回転域では出力が低下するモーターではあるが、中低速域でのピックアップの良さは内燃機関とは比べものにならない俊敏なものなのだ。電気自動車=エコ=退屈、と思う人もいるかもしれないが、じつはそんなことはないのである。
ただ、インフラの問題やバッテリーの劣化の問題もあり、なかなか実際に購入するというところまではいかないかもしれないが、こういう世界があるということは知っておいて損はないハズだ。