クルマの状態を維持することが燃費向上につながる
3)ホイール
デザインなどの好みもあるだろうが、軽いほうが燃費には効果的だ。木のハンマーと鉄のハンマーを振り回すのでは、どちらが力を必要とするのか考えればわかりやすいだろう。またブレーキへの負担が減るので、摩耗が抑えられて交換コストを低減。乗り心地が良くなるなどの効果もある。
4)エアクリーナー
汚れていては吸気効率が落ちるので、定期的な点検が基本だが、吸気効率アップという点では、純正形状の効率のいいものを選ぶのも手。洗浄して何回も使えるのではあれば、コスト面も有利になる。
5)バッテリー
バッテリーに溜められた電気というのは、本来走行中は使用されないが(発電機の発電ぶんでまかなう)、充電制御やアイドリングストップなどが当たり前の現在、バッテリーの電気も頻繁に使用されるようになっている。バッテリーの性能表示は底力を評価していると考えていいが、やはり強いほうが点火も含めて有利になるので、燃費には好影響を及ぼす。
以上、日常的なメンテナンスに関係するものを中心に5つのポイントを紹介したが、パーツ以外でも点検や整備による好調維持は大切。ブレーキの引きずりなどが起こっていれば、日頃の制動力に問題がなくても、燃費には悪影響を及ぼすので、まずベースの状態を良く保つというのは重要になってくる。