新型ではスポーティさが失われてしまったモデルも
2)ダイハツ・コペン
2014年に登場した2代目コペン。現行の軽自動車としては唯一となる電動ハードトップを備えたオープンモデルという点では先代モデルと同様だが、エンジンがほかのダイハツ車と同じ3気筒ターボエンジンとなってしまい、スポーツ度が減少してしまった感がある。
一方先代モデルでは回転フィールやサウンド面で有利な4気筒エンジンを搭載しており、スペシャリティカーとしての素質も高かった。また、前後とも丸みを帯びたデザインも秀逸で、現行モデルも似た雰囲気を持つセロが追加されているものの、やはりここでも先代モデルの方が一枚上手と思えるがいかがだろうか。
3)ホンダ・オデッセイ
アコードのプラットフォームを流用し、3列シートを備えながらもセダン的なドライビングポジションを取ることができるモデルとして登場したオデッセイ。そのため、4枚ともヒンジドアであり、3代目4代目では立体駐車場にも対応できる1550mm以下の全高を持つグレードも用意されていた。
しかし、現行モデルとなる5代目は、それまでのフラッグシップミニバンであったエリシオンと統合する形になり、全高は高く、スライドドアを備えるモデルとして生まれ変わってしまった。
よりによって競合ひしめくジャンルに身を投じてしまったオデッセイは販売面で苦戦しているが、そもそもオデッセイを購入するユーザーが重要視する部分はそこではなかったようにも思える。そのため、オデッセイらしさが残っていた先代モデルのほうが魅力的に映るのではないだろうか?