3.7リッターの大排気量NA車が400万円未満!
3)マツダ・ロードスター
世界でもっとも売れたコンパクトオープン2シーターであるマツダ・ロードスター。4世代となる現行モデルは、排気量を1.5リッターへとダウンさせ(海外モデルやRFは2リッターだが)、より使いきれるエンジンを搭載したモデルとなっている。
パワーこそ132馬力と特筆すべきものではないが、レッドゾーンまで淀みなく吹き上がる感覚は「気持ちいい」の一言に尽きる。持て余す大パワーよりも使い切れるエンジンのほうが乗っていて楽しいということを改めて実感させてくれる1台だ。
4)日産フェアレディZ
使い切れるエンジンの楽しさを力説した後で紹介するのは少々心苦しいが、大排気量NAエンジンの醍醐味というのもまたいいものだ、と思わせてくれるのがフェアレディZに搭載されるVQ37VHR型エンジンである。
3.7リッターという大排気量ながら、最高出力の336馬力を7000回転で発生する高回転寄りのエンジンは、回転の上昇と共にパワーが盛り上がる典型的なもの。
すでに登場から10年以上が経過しているが、国産車のなかでは直接的なライバルが不在ということもあり、未だに高い魅力を放っている。何より、ここまでハイスペックなモデルが400万円を切る価格で購入できるという点が驚きだ。