中古車市場で出会えるかもしれない激レア車!
令和初のお正月。みなさま、どんな風に過ごされましたでしょうか? ついにオリンピックイヤーの幕開けでもあるということで、普段よりもお年玉を奮発したり、お賽銭を弾んだり、福袋を爆買いした人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな、祝賀ムード満点の年明けにふさわしいゴージャスなクルマをご紹介したいと思いますが、単なる価格が高いクルマというわけではありません。この世には、エッと驚くような意外なクルマが、世界中で愛される一流ブランドの手によってゴージャスに仕立て上げられた、コラボレーション特別仕様車が存在するのです。ちょっと古いクルマもありますが、まだまだ中古車市場では取引されているものばかり。出会えた人は、おみくじの大吉並みにラッキーかもしれないですよ。
1)フィアット500 by Gucci
1台目は、誰もが認める世界のハイブランド、グッチとコラボしたクルマ! フィアット500 by Gucciです。これは、イタリア統一150周年とグッチ創設90周年が重なった2011年に、2年間の限定で販売された特別仕様車です。
ブラックとホワイトのボディカラーはいずれも高光沢パールペイントが施され、Gucciのお馴染みのグリーン・レッド・グリーンのストライプが入って、ひと目でGucciとわかります。ホイールにもGGロゴが入り、テールゲートとBピラーにはGucciのロゴ。
そして内装がまた素敵で、なんとシートベルトがグリーン・レッド・グリーンのストライプになっていたり、シートがフラウレザーのツートーンになっていたり。もちろんインパネも特別です。クーペタイプの500だけでなく、ルーフがオープンになる500C by Gucciもあったんですよ。ボディサイズは小粒でも、全身からゴージャスなオーラが出まくりな1台でした。
2)ローバー・ミニ ポール・スミス
さて次は、男性ファンも多いイギリスの一流ブランドといえば、そう、ポール・スミス! 1998年に限定1500台で発売されたのが、ローバー・ミニ ポール・スミスです。独特な味のある色みが目を惹く「ポールスミスブルー」というボディカラーをはじめ、オールドイングイッシュホワイト、ブラックの3色が設定されており、一見するとそれほど変わった印象はないのですが……。
なんとなんと、エンジンルームを開けるとエンジンヘッドカバーやプラグコードがシトラスグリーンに! こういう遊びゴコロがポール・スミスらしいですよね。インテリアでも、メーターがポール・スミスのロゴ入りの専用デザインになっていたり、グローブボックスの中がシトラスグリーンになっていたり、さりげなくオシャレな演出が光ります。
外観では、フロントにポール・スミスがデザインしたグリーンのエンブレムが飾られているのですが、それはグレートブリテン島をかたどったもの。宝飾職人が手がけた球体の専用エンブレムもポール・スミスのデザインです。今ではクラシック・ミニそのものもなかなか見かけなくなってしまいましたが、心が豊かになるようなゴージャスさを持った1台ですね。