高出力ターボエンジンも今後なくなる可能性アリ
3)ホンダS660
ホンダのピュアスポーツモデルの証である「S」を冠した唯一の現行車であるS660。軽自動車ながら本格的なMRレイアウトで、軽自動車とは思えないこだわりが随所に見られる仕上がりとなっている。
その一方で実用性はゼロに等しく、助手席に人が乗ると手荷物を置く場所にも困るほど。それだけにセカンドカーとしても購入を躊躇してしまう人も少なくないという。それでもなお、余裕があれば手に入れたいと考える潜在的なユーザーは多いようで、後継車種が登場しないようなことがあれば、絶版車となったときに一気に人気が再燃する可能性もありそうだ。
4)トヨタ・スープラ
17年ぶりに復活したスープラは、BMW・Z4と兄弟車の関係となり、エンジンもBMW製のものを搭載している。それだけにこんなのスープラじゃない、という声もあるようだが、ビッグネームの復活は素直に喜びたいところだ。
そんなスープラのトップグレード、RZには直列6気筒3リッターのツインターボエンジンが搭載されているが、世界的にモーター駆動化が進むなかで純然たる高出力ターボエンジンは風前の灯。もしかするとこのスープラがトヨタ最後の大排気量ターボエンジン搭載車となる可能性もある。
そうなった場合、歴史的な価値もプラスされ、現在の第2世代スカイラインGT-Rのような状態になる可能性もゼロではないだろう。