FFなのにグイグイ曲がると谷口氏も絶賛!
ルノー・メガーヌをベースに、F1などモータースポーツを担当するルノー・スポールが手を加えたスポーツモデル「ルノー・メガーヌR.S.」。それをベースに、ドイツ・ニュルブルクリンクのオールドコースで量産FF最速を狙うために開発されたのが、「トロフィーR」だ。
8分の壁を破ることを目標に、#UNDER8プロジェクトを発足。先代のメガーヌIIIをベースにしたトロフィーRが7分54秒36を記録しているが、新型トロフィーRではそのタイムを大幅に短縮し、7分40秒1を達成している。
先日、三重県・鈴鹿サーキットでのタイムアタックで、テストドライバーであるロラン・ウルゴン氏が先代モデルのタイムを更新したのは記憶に新しいが、その勢いのまま、日本のタイムアタックの聖地である茨城県・筑波サーキットにおいても記録更新を狙うべく、レーシングドライバーの谷口信輝さんがタイムアタックを敢行した。そのタイムは、なんと1分3秒591を記録!
これは、姉妹誌CARトップが約40年続けてきた「筑波サーキットテスト」においても、2リッターターボクラス、そしてFF車としても最速タイム。上位は日産GT-Rやポルシェ911 GT3、ホンダNSXといったスーパーカーばかりなのだ。しかも新型トロフィーRは2リッターから1.8リッターにダウンサイジングしているにもかかわらず、である。ちなみに、現行ホンダ・シビックタイプRは1分5秒807となっている。最速タイムを記録した迫力あるインカー映像をお届けしよう!