出口渋滞で路肩に並んでいるクルマを取り締まることはない
「本来、高速道路では、緊急時以外の路肩での駐停車は禁止であり、パトカーなどの緊急車両以外の路肩通行は通行区分違反になります。出口渋滞が本線まで伸びてしまった場合も、路肩にクルマが並ぶのは好ましいとは言えませんが、本線に列が伸びるのも安全上、問題があるのも事実。現状では出口渋滞で路肩に並んでいるクルマを取り締まるようなことはありません」
またNEXCO中日本からも「本来路肩は緊急車両が通行できるように、常に空けておく必要があるわけですが、分流車線まで出口に向かうクルマで塞がってしまった場合、路肩に並ぶのはやむを得ないと思います。本線上に並ぶと渋滞を助長させることになりますし、追突事故につながる恐れがあるからです」というコメントが返ってきた。
というわけで、「危険回避」という安全上の理由から、出口渋滞で路肩に並ぶのは、一応セーフということになっているようだ。逆に他のクルマが路肩に並んでいるのに、分岐ギリギリになって本線からその列に割り込むのはマナー違反というもの。出口が渋滞しているときは、列の最後尾にハザードランプをつけて、行儀よく並ぶようにしよう。