エンジンルームには物足りなさを感じる
3)エンジンのルックス
クルマ好きというのは不思議なもので、最近のようにカバーされたエンジンルームよりも、昔のようにヘッドカバーやマニホールドが露出したエンジンルームにときめきを覚えてしまう生き物だ。
しかし、そもそもEVにはヘッドカバーや排気管という概念がなく、エンジンルーム(モータールーム)を覗き込んでも無機質なモーターやインバーター、高圧電流が流れるオレンジの配線がある程度で美しさや凄みを感じることはできないのである。
4)サウンド
EVではどうしても実現できないもの、それがエンジンサウンドだろう。実用車ではそこまでではないが、うまく調律がなされたスポーツカーなどではエンジンの回転数と共に盛り上がるサウンドは気分を盛り上げてくれる重要なファクターと言える。
また、街乗りではネガティブな方向にも作用する振動だが、純粋に走りを楽しんでいるときはその振動さえも心地よいビートに感じてしまうのだから不思議なものだ。