【デビュー時の大フィーバーはなんだった?】話題沸騰もアッという間に消滅した悲しき国産車4選 (2/2ページ)

「夢が詰まったクルマ」も成功とはならず! 現実は厳しい

3)ホンダ・インサイト(2009年の2代目モデル)

 2代目インサイトは「200万円以下で買える5ナンバーサイズのハイブリッド専用車」として登場。登場直後はスタイルの魅力などもあり、月間販売台数1位になるほどの人気を集めた。しかし2代目インサイトの3カ月後にトヨタプリウスの3代目モデルが登場。3代目プリウスは2代目インサイトより1つ車格が上ながら価格は2代目インサイトとそう変わらず、装備内容や燃費も2代目インサイトを圧勝という非常に高い商品力を持っていたため、2代目インサイトの販売成績は急降下。3代目プリウスの登場以降手を加えても浮上できず、2014年に姿を消した。

 2018年に今度はプリウスの直接的なライバル車として再び復活したが、3代目となる現行インサイトは価格の高さを大きな原因にすでに販売が低迷しており、3回目の絶版にならないかが今から心配だ。

4)マツダ・ユーノスコスモ(1990年)

 マツダのロータリーエンジンを搭載するスポーツクーペであるコスモとしては4代目となったユーノスコスモ。大きなボディによる流麗なスタイルやゴージャスなインテリア、そして世界初の3ローターターボのロータリーエンジンの搭載など、マツダの夢が詰まったクルマではあった。

 しかし3ローターのターボエンジンの燃費が極悪だったことやバブル崩壊という社会情勢もあり、販売は鳴かず飛ばずで、コスモの車名も消滅してしまった。


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