
地元の警察がタイミングを決めている!
街のなかを走っていると、信号機の変わるタイミングについて、あれこれ思うことがある。「なんでこんなタイミングで変わるわけ?」「今日は珍しくあまり信号に引っかからなかった」「何か、やけに赤信号(黄色信号)が長いんだけど」「いったい誰が決めているんだ?」などなど。こうした信号機の表示が変わるタイミングは誰が決めているのか?
そもそも「信号機の時間間隔」のことを「現示」という。信号機は各都道府県の公安委員会によって設置されるが、管理は警察が行い、現地信号機か警察署の集中管理センターで現示の調整をしている。つまり、地元の警察が信号機の変わるタイミングを決めているというわけだ。だから当然、地域によって信号の変わるタイミングは違う。
信号機には、青、黄、赤の信号を決まった時間で繰り返し表示する「定周期式」のほか、感応式や押しボタン式があるが、もっとも一般的な「定周期式」も曜日や時間帯、交通量などに合わせて、「現示」が細かく調整される「プログラム多段制御」や、交通量の多い道の信号が連続して青になるようプログラムする「系統制御」の信号が増えてきている。