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【不適正でも免許は取れる……】教習所で最初に行う運転適性検査にはどんな意味があるのか? (1/2ページ)

【不適正でも免許は取れる……】教習所で最初に行う運転適性検査にはどんな意味があるのか?

注意すべき点が可視化されるのはプラス

 自動車教習所や自動車学校(以下、教習所)に入校すると、最初に運転適性検査を受けることを覚えているでしょうか。運転免許を取得することを制限するものではありませんが、文字どおり適性について可視化してくれるものです。とはいえ、ふるい落としに使っているわけではないので、無意味という印象もあるかもしれません。

 はたして、運転適性検査に意味はあるのか? 運転免許保持者が、適性検査を受けた感想をお伝えしましょう。

 いま全国の教習所で使われている運転適性検査には警視庁式とOD式があります。どちらが優れているということもありません。それぞれが運転に必要な能力をわかりやすく数値化・指標化するものです。いずれも30分程度のマークシート式の検査ですから、ある程度のパターンにはめ込むものですが、それにより明確な結果が出るのも特徴です。基本的には、自分自身の特性を可視化するものですから見栄をはったり、偽りの回答をするのではなく、素直に思ったとおりに答えることが重要です。

 今回受けたのはOD式安全性テストでしたが、その結果は大きく「運動機能」、「健康度・成熟度」、「性格特性」と3つのカテゴリーにわかれています。さらに細かくいえば「注意力」、「判断力」、「柔軟性」、「決断力」、「緻密性」、「動作の安定性」、「適応性」、「身体的健康度」、「精神的健康度」、「社会的成熟度」、「情緒不安定性」、「衝迫性・暴発性」、「自己中心性」、「神経質・過敏性」、「虚飾性」、「運転マナー」といった項目においてそれぞれ3段階、もしくは5段階で評価されるという内容になっています。

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